私達が抱える問題を解決するために、いろいろ考えてきました。ワーク16~20はかなり精神的にハードなワークで、頭や心がたくさんかき回されたように感じたかもしれません。この辺りで、体を動かすワークをしましょう。家の窓を一つ、ピカピカに磨いてみましょう。
年末はちょうど大掃除の時期でもあります。ワークを済ませると共に、大掃除も一つ済ませましょう。
窓磨きといっても、色々なタスクに分かれています。窓ガラス、網戸、サッシ、カーテンレール、カーテン。すべてを徹底的にきれいにしてみて下さい。
窓ガラスをきれいにするのは意外とテクニックが必要です。まず、水拭きシートなどで汚れをとります。次に、窓ふき用洗剤、なければアルカリ電解水を吹き付け、布やシートできれいに窓を磨きます。拭き跡が残らないよう丁寧に磨きましょう。少し遠めからチェックすると、拭き跡があるかどうか確認できます。カーテンもずっと洗っていないのなら洗濯しましょう。サッシにたまっているゴミを取り除いてきれいにしましょう。カーテンレールも意外と汚れています。きれいに拭きましょう。
「窓をきれいにする」とう行為一つでも、これだけの様々なタスクで構成されています。ただ窓を雑巾で拭くだけでは、済まないのです。
そして窓拭きも、計画性や準備がないといけません。網戸をきれいにしないまま窓ガラスを拭いたら、網戸の汚れがせっかく磨いた窓ガラスについてしまうかもしれません。窓ガラスをきれいにするための洗剤も、前もって用意しておかないといけません。カーテンレールは、カーテンを洗濯している間にきれいに拭いたほうが効率的です。
一方で、普通の窓の大きさであれば、1時間もかからずに、窓をピカピカにできますから(カーテンを洗濯する時間は除いて)、取り掛かりやすい掃除とも言えます。
そして、ピカピカになった窓を通じて入ってくる日の光や、青空を眺めてみて下さい。「やった!」という達成感を味わえると思います。
窓掃除は腕を上に伸ばしたり、結構運動量があります。体を動かすことで、気持ちも動いてきます。掃除をすることは、体も心も動かします。窓を掃除する事は、成果を視覚的に実感できますし、スペースが限られていますので、長い時間を要しません。
今日も大変な一日だったかもしれません。いろいろな問題がいまだ山積みかもしれません。
でも、少なくとも、あなたは今日窓をきれいにしました。ピカピカに磨いて、太陽や空の美しさを楽しめるようにしました。窓をきれいにするというミッションを、達成しました。
一個のミッションを達成できたなら、他のミッションも達成できるはずです。
ただ、計画と準備が必要です。窓拭きのように、複数のタスクから成り立っているはずですから、まずどんなタスクがあるのか、整理していくことが大事です。問題や悩みに立ち向かうことは、窓掃除と基本は同じだと考えましょう。
そしてミッションを達成したら、その成果を十分味わいましょう。
窓がきれいになったら、温かいお茶を一杯いれて、窓際に座り、美しい夕焼けを眺めてみて下さい。「夕焼けがきれいだなあ」と心が感動したら、それはセイバリングの時間といえますね。