オフィス・ライトハウス
ポジティブ心理学実践ワーク
年末年始スペシャルプログラム

年末年始スペシャルワーク㉓ 怒りを短期間でかわすテクニックを覚えましょう。

ワーク22で時間を取って怒りを分析して、怒りの感情を避ける方法を練習してみました。
しかし、毎日の生活の中では、ゆっくり時間を取って怒りを分析する余裕がない場合もあります。瞬間湯沸かし器のような怒りもありますよね。

特に対人関係で生まれる怒りの感情は、生まれたらすぐ消すか、かわす、負のエネルギーを減らすことが大切です。怒りのふつふつとした感情のままに相手に言い返せば、自分の怒りが相手の怒りも呼び、怒りの負の連鎖が広がってしまいます。その収束には、自分だけの怒りの感情の処理よりも、二倍以上のエネルギーや時間がかかってしまいます。

怒りの感情を自分だけ我慢するべきというわけではありません。ただ、怒りの感情で自分自身を傷つけたり、自分の心や生活にダメージを与えることを避けたいものです。

そこで、怒りを分析する時間が取れない時、怒りに対して反射的に対処するノウハウを幾つか構築しておくと、自分を怒りの感情から守ることができます。その場で怒りを解決はできないにしても、怒りをうまくかわす、受け流すテクニックを身に着けておくのです。
怒りの感情を持ったら、これとこれをしようとあらかじめ取る行動を決めておき、まずはその行動を取ってみるのです。この時は頭で考えるだけでなく、身体を使った行動が有効です。

お勧めは以下の行動です。

  • 深呼吸を10回する。10回以上でもよいのですが、呼吸を深くすることで心が落ち着きます。特に吐く方を長くして下さい。
  • とにかくまず、その場を物理的に離れる。化粧室に行くなど、理由を作ってその場をまず離れましょう。怒りの感情を相手にぶつけることを避けられます。
  • 手を洗う。水で清めるつもりで、手を丁寧に洗ってみて下さい。
  • エッセンシャルオイルをかぐ。ハンカチやティッシュにエッセンシャルオイルを数滴落として、その香りをかいでみてください。レモンやグレープフルーツなどの柑橘系の香りか、ローズマリー、ペパーミントがお勧めです。香りは脳にダイレクトに作用します。香りの力で怒りを鎮静化しましょう。
  • 温かい飲み物を飲む。温かい飲み物をマグカップで、両手でその温かさを感じながらゆっくり飲んでみましょう。
  • 作り笑いでもいいから口角をあげて笑ってみる。その場から離れて、自分の席に戻り鏡を見て、口角をあげて笑顔を作ってみましょう。あるいは化粧室の鏡を見て笑顔を作ってもよいかもしれません。脳は本当の笑顔と嘘の笑顔を区別できないそうです。作り笑いでもよいので、笑顔を作って、怒りで沸騰した脳を鎮めましょう。

年末年始の間にも、いらっ、むかっとする時があるかもしれません。そういう時に、これらの怒りをかわすテクニックを実践してみて下さい。怒りとの付き合い方が上手になると、ネガティブな感情に支配される時間が短くなり、人生はとても生きやすくなると思います。

怒りを感じたら、すぐにアウトプットしないアンガーコントロール...

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