ワーク28で書き出した、来年達成したい大目標を、小目標に分けていきましょう。
大目標を具体的に行動できるレベルまでの小さい目標に分解していきます。
その時のコツは
- 具体的な行動になるまで分解していく。
- 数値の目標を入れる。
- いつまでに、という締め切りを置く。(たとえ仮の締め切りでもよいのです)
- スケジュールに書いておく。
- 一度にたくさんの大目標を達成しようとしない。
です。
これまでのワークで、大目標を小目標に分けていくテクニックを、皆さんは学んできました。
ワーク17の「小さい行動を起こす」で、既に問題を解決するための小さな行動を起こしていくことを練習したと思います。それと同じように、大目標を達成するための、小さな行動を起こしていくのです。
ワーク18の「シチュエーション・サポート」「数値化」を練習したように、大目標を成し遂げていくために必要なシチュエーションを作ることも、小目標の一つになります。そして大目標を小目標に分解していく過程で、必ず具体的な数値を入れましょう。
大目標を達成するために障害になりそうな事があれば、ワーク19の「WOOP」ワーク20の「イフ/ゼン・プランニング」で、障害を乗り越える方法を見つけてみましょう。
もしも、大目標が漠然としていて、具体的な小目標が思いつかないという場合は、ワーク16の「マインドマップ」を試してみましょう。
例えば、大目標に「プロジェクトに手をあげて参加する」があったとします。
この大目標を達成するための小目標は次のようなものになるでしょう。
プロジェクトに必要なスキルを確認する。
→パワーポイントで資料を作る必要がある。→パワーポイントの作成スキルを獲得する。
これが小目標になります。
この小目標を達成するために
→パワーポイント作成についての本を買って練習する。→1月末までに1冊分終わらせる。
→Youtubeでパワーポイント作成解説動画を見る。→1月15日までに実行。
→パワーポイントでテスト資料を作ってみる。→2月末までに実行。
このように「パワーポイントの作成スキルを習得する」ことが、大目標達成のために必要な小目標ならば、そのために行動できる事をリストアップしていき、いつまでにするという締め切りを決めて、行動を起こしていきます。
この小目標は、大目標を達成するために必要で、小目標を達成するために必要な行動を取っていくのです。本を買う、Youtube動画を見るなど、一つ一つの行動は小さなものですが、何のために行っているのか、その行動がどの目標に結び付いているのか、自分で確認しながら、アクションを起こしていけます。
自分の目標、行動、大きくみれば人生を、自分が計画して、コントロールしているわけです。自分が進む人生の舵取りを、自分で行っているわけです。
その事が認識できると、自分自身への肯定感、自分の人生への満足感がアップしてきます。
年末年始の少しゆっくりできる期間に、是非、来年の大目標、小目標を書き出してみて下さい。これまでのワークで行ってきたテクニックを、試してみて下さい。