オフィス・ライトハウス
ポジティブ心理学実践ワーク
新年のワーク

新年のワーク➁ 自分の価値観を確認する

新年を迎えた清々しい時間を利用して、自分が大切にしている価値観=Valueを確認してみましょう。

目標=Goalとは違います。

自分が生きていく中で、大切にしたい価値観であり、ずっと持ち続けていくものです。もちろん生きている間に、価値観が変わっていくこともありえます。学生の頃と、家族を持ってからとでは、大切にしたい価値観が変わってくるでしょう。

自分が大切に心に持っている価値観に沿って人生の目標を決めて、生きていくと、自分自身の中に葛藤が少なくなります。これがValue-based life=価値観に基づいた人生ということです。

ただ、「価値観」と言われても急に出てこない場合もあるでしょう。その場合には、以下に挙げる言葉を参照して、自分にとって大切だと思う言葉を10個選んでみて下さい。

受容 達成 冒険 積極性 信頼 権威 自律 バランス 大胆さ 静けさ 親切 挑戦 身分(市民権) 約束 共同体 思いやり 能力 つながり 貢献 決意 多様性 教育 熱中 信仰 家族 フィットネス 柔軟性 寛大さ 自由 自由な時間 友情 楽しみ 成長 幸福 勤労 独立心 影響 知性 親密さ 知識 リーダーシップ レジャー 忠誠 意義ある仕事 マインドフルネス 道徳 自然 心を開く 楽観性 指令 子育て 平和 持続性 体の健康 喜び 落ち着き パワー 名声 生きる理由 評価 リラックス 宗教 評判 尊敬 責任 安全 防衛 自分を尊重 官能 奉仕 性的能力 スキル 安定性 社会的地位 成功 信用 変化に富む 富

そして10個選んだ中から、最も大切だと思える価値観トップ5を選んでみて下さい。これをA群とします。

次に、選んだ価値観トップ5に対し、今の自分の人生の中で実際に重きを置いている価値観を5つ選んで下さい。これをB群と呼びます。

A群とB群を比べてみて下さい。A群とB群の5つの言葉が一致していれば、あなたは既に自分の大切な価値観に基づいた人生、Value-based lifeを歩んでいることを意味します。どんどんそのまま前へ進んでいきましょう。

一方で、A群とB群の言葉が違っている、全く重ならない場合には、自分の価値観と、実際の行動に齟齬が生じており、人生の生きにくさを感じているのではないでしょうか。あるいは「ここではないどこか」に自分の居場所を求めていないでしょうか。

そういう場合には、A群とB群の言葉を一致させるためにできる行動を、3つ考えてみましょう。

①24時間以内にできること。

➁1週間以内にできること。

➂1ヵ月以内にできること。

異なる時間軸でできる行動を3つ考えて、実際にアクションを起こしてみましょう。

例えば、A群で「家族、子育て、思いやり、つながり、自然」をトップ5の価値観として選んでいる一方で、B群では「勤労、名声、富、社会的地位、評価」を選んだとしたら。自分の中に、価値観のずれが生じ、自己不一致になります。心が苦しくなって、何かを達成しても、満足感が十分得られない場合があります。A群とB群を近づけるために、できる3つの行動としては

①24時間以内にできること→家族に日ごろの感謝の気もちを伝える。

➁1週間以内にできること→一日は残業なしにして早く帰宅し、子育てに参加する。

➂1ヵ月以内にできること→家族と山にキャンプに行く。

などが例として考えられるでしょう。

A群とB群を一致させようとすると、短期間では、困難や軋轢が生まれたりすることが多々あります。しかし長期間では、自分の価値観に基づいた生き方に軌道修正していきますので、人生に対する満足度が増えていく傾向にあります。

新年の時間に、自分にとって大切な価値観をじっくり考えてみましょう。

価値観のワークについては、「年末年始スペシャルワーク」のワーク4も参考にしてみて下さい。

※価値観の言葉については『Positive Psychology in Practice : Simple Tools to Pursue Happiness』(Gina Delucca著)を参考にしています。

年末年始スペシャルワーク④ 自分が大切にしている価値観を書き出しましょう。年末年始の過ごし方...

 

 

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