新しい年を迎えて、気分が改まった気がしませんか。
新年の清々しい時間を利用して、ウィッシュ・リストを作ってみましょう。WISH=願いです。これは目標やToDoリストとは異なります。
目標は試験に受かる、昇進する、貯金するなど、達成したい、あるいは達成すべき事です。ToDoリストは、目標を細分化した事柄で、「~しなくてはならない」事の方が多いです。ウィッシュ・リストは、あなたが人生で「~したい」「~を経験したい」という、かなえたい願いの事です。一生というタイムフレームの中で、死ぬまでにしたい事です。
白い紙に書き出していってもよいのですが、願いの関連性を見るために、できれば名刺ほどの大きさの白い紙に、願いを書き出していきましょう。文房具屋さん(あるいは100円ショップでも)で、名刺くらいの大きさの紙のカード(無地のメッセージカードや名刺サイズの無地の紙、あるいは情報カードと呼ばれる無地の紙)を買ってきて、一枚の紙に一個の願いを書いていきましょう。
お金や、時間や、環境や、能力によって制限されている・・・などと思わないで、願いを書いていきましょう。今の自分の状況では不可能そうにみえることでも構いません。10年後の自分なら可能かもしれませんからね。人生100年時代。100年のという時間の中で、自分がしたい願いを書き出してみましょう。
- 奈良のお寺巡りをする。
- 北欧に行ってみたい。
- すてきなパートナーと巡り合いたい。
- 子供達に英語を教えたい。
- 月に行ってみたい。
- オーロラを見たい。
- 自分のお気に入りの家を建てたい。
- 日本全国の秘湯を制覇したい。
などなど、自分の願いを素直に書いていきましょう。
幾つの願いを書いたでしょうか?50個?100個?200個?
多ければ多いほど、人生への期待が大きいということになりますが、少なくても問題があるわけではありません。今後願いができるたびに、書き足していきましょう。
ただ、願いの中に「~を買いたい」「~が欲しい」という購買欲や所有欲を表す事が多かったら、ちょっと注意。それは本当に、あなたが人生でしたいと思っている願いかどうか、少し考えてみて下さい。もし再考してもやっぱり自分の願いだと確信があるなら、そのままで構いません。「ポルシェが欲しい」という願いを持つ人もいるかもしれませんよね。
一方、再考して少し疑問符がつく願いがあれば、他の願いとは分けて、保留グループに入れておきます。
書き出した願いを見て、同じようなカテゴリーの事はまとめてみましょう。幾つかの願いのグループができると思います。自分の願いの傾向がわかります。
一つのグループに願いが集中している場合もあれば、多くのグループに願いが分散しているかもしれません。その事に良い悪いはありません。
しかし、一番多くの願いが集まっているグループが、新年のワーク2で書き出した「自分が大切に思う価値観」と一致していないなら、その願いはもしかすると「ファルス・ウィッシュ:False Wish=嘘の願い」かもしれません。
私達は周囲の環境や時代や社会によって、多くの情報を吸収し影響されていますので、他人目線の願いや、見栄や空威張りの願いが入り込んでくる可能性があります。
自分の大切にしている価値観と大きく乖離している願いがあれば、保留グループに入れておきましょう。
保留グループに入れた願いも捨てずに取っておきましょう。それらの願いも時間がたつうちに、形を変えた願いになっていくかもしれません。
書き出した願いは、グループごとに区分けして、ウィッシュ・ボックスと名付けた箱の中にしまっておきましょう。お菓子の箱などで十分です。あるいは綺麗な紙箱を買ってきてもいいでしょう。これからの一年で新しい願いが出てきたら、加えていって下さい。この願いのリストは時々見返してみましょう。
そして、年の終わりに、書き出した願いのうち叶った事があるかチェックしてみて下さい。叶っていたら、大きなハナマルをつけて置きましょう。願いが叶ったからといって、捨てないで下さい。叶った願いも忘れないように、ウィッシュ・ボックスの中に、「願いが叶ったグループ」として取っておきましょう。
願いを書き出す事は、楽しい作業です。「しなければならない」事は一時忘れて、自分の願いをたくさん書き出してみましょう。たくさんの願いを叶えるために、あなたの人生の時間が与えられています。願いの分だけ、人生は生きる楽しみがあるのです。今日は新年を祝い、ウィッシュにフォーカスしてみましょう。