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ポジティブ心理学実践ワーク
ポジティブ心理学

ポジティブ・インターベンション① ポジティブな感情には10種類ある

ポジティブ・インターベンションは、ポジティブな感情を増やすための働きかけです。ポジティブ・インターベンションの具体的な方法を紹介する前に、ポジティブな感情とはそもそも何なのかを考えてみましょう。

ポジティブ心理学の第一人者であるバーバラ・フレドリクソン教授は、ポジティブな感情(Positive Emotion)と快楽(Pleasure)は異なると説明しています。快楽が悪いというわけではありません。ただポジティブな感情は、快楽よりも、長期間に渡って効果を発揮し、広がりを見せる傾向があります。快楽は即効性がありますが、その事のみにフォーカスしています。

例えば、おいしいケーキを味わう時、快楽を感じますよね。即効性のある幸福感を味わえます。ただ、翌日も1週間後も、そのケーキを食べた時に味わった幸福感が続いている人は稀だと思います。

一方、祖母のために誕生日ケーキを焼いて、祖母を囲んで家族とそのケーキを食べて祖母の長寿をお祝いしたとしましょう。そのケーキは手作りですから市販のケーキよりもおいしくないかもしれませんが、祖母のためにケーキを焼いた、祖母が喜んでくれた、家族でお祝いできたという経験、記憶は、一年後も、あるいは一生、心に反芻できるものでしょう。思い出すたびに暖かく優しい気持ちになるでしょう。これはポジティブな感情です。

後者の種類の感情を増やしていく働きかけが、ポジティブ・インターベンションです。

それでは、ポジティブな感情について、もう少し細かく見ていきましょう。

バーバラ・フレドリクソン教授は、ポジティブ感情を研究、調査していくことで、10種類の代表的なポジティブ感情があると述べています。

  1. 喜び(Joy):嬉しい!と大騒ぎする喜びもあるでしょうし、静かに噛みしめる喜びもあるでしょう。
  2. 感謝(gratitude):大小様々な事に対してありがたいと思う気持ち。悪い事態を避けられたという場合に感じるありがたさも入ります。
  3. 快適(serenity):平静で安全で、心地よい環境にするという感情です。比較的成長してから味わう傾向のポジティブな感情です。
  4. 興味(interest):物事に興味をもち、探求したい、学びたいという感情です。
  5. 希望(hope):状態がよくなると望む気持ちで、とても大切な感情です。
  6. 誇り(pride):自分の成し遂げた事や能力に誇りを持つ気持ちです。
  7. 愉快(amusement):楽しく笑い合うような気持ちです。仲間と共有することが多い感情です。
  8. 鼓舞(inspiration):刺激を受け、のめり込むようにわくわくする気持ちです。
  9. 畏敬(awe):自分よりも偉大な存在に対して敬う気持ちです。自然に対して抱くことが多い感情です。
  10. 愛情(love):すべての感情を含んだ全体的な感情です。心が温まるような感情です。

こうして言葉を使って区別してみると、ポジティブな感情の具体的なイメージが掴めると思います。

あなたは今週、上にあげた10種類の感情のうち、感じたものはありますか?

私達はネガティブな感情には敏感ですが、自分達のポジティブな感情には意外と気づかない、あるいは素通りしていることが多いのです

自分が一週間のうちで、どのようなポジティブな感情を、どのような場面で味わっていたのか、じっくり考えてみて下さい。

ノートに、どのようなポジティブな感情を味わったのか書いておくと、自分が確かにネガティブだけでなく、ポジティブな感情を経験していることを確認することができます。

一週間で、自分が10種類のうち、どのようなポジティブな感情を味わったか、どのようなシチュエーションで味わったか(誰と、いつ、どこで)、ノートに書いてみましょう。

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