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ポジティブ心理学実践ワーク
ポジティブ心理学

ポジティブ・インターベンション⑩ 実践ワーク5 自分が成し遂げてきた事を確認して浸りましょう。

セイバリングのもう一つのカテゴリー、個人にフォーカスしたセイバリングの方法をみてみましょう。自分自身の経験に基づくセイバリングです。「浸る」 (Basking)と「個人的な喜び」(Self-focused pleasure)の2種類がありますと説明しました。
今回は「浸る」セイバリングの具体的な方法を紹介しましょう。

自分が今まで成し遂げてきた事を思い出して、書き出していきましょう。そして、そのリストを見て、自分の達成した事の素晴らしさに浸りましょう。
何も成し遂げていない・・という思いが沸きあがってくるかもしれませんが、本当にそうでしょうか?これまでの人生で、何もしてこなかったという人はほとんどいないと思います。ただ、記憶の隅に追いやられて、忘れているだけです。子供の頃から思い起こして、自分がこれまで達成してきた事を書き出していきましょう。

「何もない」と思う人でも、次のような達成した事があるのではないでしょうか。

  • 高校に合格した
  • 大学に合格した
  • 大学を無事卒業した
  • 就職できた
  • 健康な身体を維持できている
  • 病気を克服した
  • 〇〇の資格に合格した
  • 家族を持てた
  • 住む所を手にいれた
  • スマートフォンを使いこなしている
  • 〇〇円貯金ができた

一方、自分が達成してきた事がたくさん浮かんでくる人もいるかもしれません。
特に仕事関係で、〇〇プロジェクトを成功させた、ボーナスを得た、昇進して課長になった、会社で優秀賞を獲得した、トップセールスの成績をあげた、チームリーダーになった、などなど。

仕事は特に達成事項が他者からの評価で認識しやすいのです。でも、仕事以外に達成した事も書き出すようにしてみましょう。

自分がこれまでに成し遂げてきた事のリストを見ると、自分に対する誇りや自信、人生に対する勝利の気持ち、達成感を感じると思います。その気持ちにリストを見ながら浸りましょう。自分は不完全かもしれませんし、欠点もあるかもしれませんし、問題も山積かもしれませんが。今までに多くの事を既に成し遂げてきたのです。
「よくやったなあ」「結構頑張ってきたなあ」「色々努力してきたなあ」
リストを見ながら、そういう気持ちに浸りましょう。

このリストは取っておいて、新たに成し遂げた事ができれば書き足していくと、自分の達成事項の足取りをたどることができるリストになります。

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