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ポジティブ心理学実践ワーク
ポジティブ心理学

ポジティブ・インターベンション⑭ 実践ワーク9 自分の強みをフル活用する一日を作りましょう。

自分の強みを知り、その強みを意識的に活用する日を作ってみましょう。

自分の強みを知るには、VIAの診断ツールを使ってみて下さい。VIAはアメリカの研究所で、VIA=Values in Actionです。VIAの強み診断ツールはVIA -ISと呼ばれていて、これはValues in Action Inventory of Strengthを意味しています。既に世界中の250万人もの人々に使用されて、科学的にその効果が検証されています。
VIA-ISで診断される強みには24種類あります。そのうちの上位5種類の強みがSignature Strength(シグニチャー・ストレングス)=「自分の強み」となります。
VIA診断の方法は、「仕事との向き合い方をもう一度考えてみよう➂」で紹介していますので、そちらを参照して下さい。

仕事との向き合い方をもう一度考えてみよう➂ 自分の強みを知りましょうポジティブ心理学...

 

VIAで定める24種類の強みには以下のようなものがあります。

創造性 好奇心 向学心 柔軟性 大局観 誠実さ 勇敢さ 忍耐力 熱意   親切心 愛情 社会的知能 公平さ リーダーシップ チームワーク 寛容さ 謙虚さ 慎重さ 自律心 審美眼 感謝 希望 ユーモア スピリチュアリティ

VIA診断によって、あなたのナンバー1の強みを知りましょう。そして、その強みをフルに活用する一日を過ごしてみましょう。

例えば、あなたのナンバー1の強みが「創造性」だったとします。
「創造性」を意識的に使う方法を考え、フルに活用する一日を過ごしてみましょう。

  • 毎朝淹れているコーヒーのもっとおいしい淹れ方を調べて、とびっきりおいしいコーヒーを淹れる
  • 朝食のサラダを栄養的にも見た目にも美しいものにする
  • 髪型を新しい髪型にする。(まとめるとか、左右の分け目を変えるとか、ヘアクリームで固めるとか、アップにするとか)
  • 通勤電車の中では頭の中で俳句や短歌を作ってみる
  • 職場で、いつもとは違うアイディアを会議で発表してみる
  • オフィスで同僚とブレインストーミングしてみる
  • パソコンのディスプレイ画面をお気に入りの海の風景に変える
  • 会議でメモを取るとき、いつもとは違う色のペンで書き、イラストも添える
  • 帰宅途中花屋さんに寄って、出来合いの花束ではなく、自分で花を選び、自分で組み合わせを考えて家に飾る
  • 夕食は今まで作ってみたことのないレシピを料理する
  • 絵日記を書く
  • 丁寧に抹茶を点てて、和的なお茶時間を楽しむ
  • 子供と積み木やブロックで家作りをする
  • 犬の散歩の新しいコースを開拓してみる
  • 掃除をもっとスピーディーに簡単にする方法を試してみる
  • お風呂で新しい歌を歌う

などなど。
一日の中で「創造性」を発揮するチャンスは結構たくさんあります。ただ意識しないと、そのチャンスは増えないかもしれません。
私は「創造性」という強みを持っている。この強みをフルに活用した一日を送ろう!と意識することで、普通の一日が、自分の強みをフル活用した一日、すなわち、ポジティブ・インターベンションを実践した一日になります。

ナンバー1の強みで試したら、ナンバー2~5の強みでも、試してみて下さい。
自分の強みを確認し、更にその強みを発展させる工夫をしてみることで、自分のよい点が増強されていきます。
他に多少欠点があっても、私はこの強みがある!という認識は、私達に自信を与えてくれます。

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