幸せって、誰かが運んでくる。誰かが私を幸せにしてくれる。「いつか王子様が」幻想。
それは違います!と声を大にして言いたいです。
私も昔は「運命の王子様が訪れて、私を幸せにしてくれる」「あの人が私を好きでいてくれれば幸せで、他のことはどうでもいいこと」などという、今から思えばずいぶん愚かしい夢を抱いていた時期もありました。しかし人生紆余曲折を経て、ポジティブ心理学を学んで、幸せは誰かが私にくれるものではなく、私が私にあげるものだと悟りました。
このことを、ポジティブ心理学研究の第一人者であるソニア・リュポミアスキー氏は幸福の公式で表しています。
H=S+C+V
H:幸福度
S:Set range。自分ではコントロールできない生まれ持っての素質。50%相当。
C: Circumstances。自分が置かれている生活環境のこと。10%相当。
V:factors under Voluntary control。自発的にコントロールできる要因。40%相当。
つまり、自分の幸福度は、40%は自分でコントロールできるものであるということです。自分でコントロールできる事とは、自分の意思や行動にとって変える事ができる部分です。
でも、私はこの幸福の公式からすれば、実は50%は、自分でどうにかできる部分ではないかと思っています。持って生まれた遺伝子は確かに自分ではどうにもできないです。日本人に生まれるか、米国人に生まれるかは自分ではどうにもできません。
しかし、Cの生活環境は、幼年時は別にして、成人以後は自分でどうにかできる場合も多いと思います。だから、C+Vで50%は自分でなんとかコントロールできる幸福度なのではないかと思っているのです。
どうにもできない50%は放っておいて、自分でどうにかできる50%の方に集中して、自分が自分を幸せにできる方法にエネルギーを注ぐようにしましょう。
半分くらいなら、幸せは自分でコントロールできるのです!