ソニア・リュボミアスキー氏はその著『幸せがずっと続く12の行動習慣』の中で、目標を決めてそれに向けて努力する事の大切さを説明しています。目標を持つことで、人生において充実感や幸福感を増やすことが可能なのです。
目標を達成できれば、更に幸福感などのポジティブな感情は高まります。でも、たとえ目標を達成できないとしても、目標までの道のりを歩むことでポジティブな感情を増やすことができます。
ソニア・リュボミアスキー氏は目標を持つことのメリットを6つ挙げています。
- 人生に意義を見出し、自分の人生を自分でコントロールしている感覚が得られる
- 自己評価、自己肯定力を高めることができる
- 毎日の生活に規律と方向性を生み出す
- 目的を達成するための戦略を考えるようになり、時間を有効に使うようになる
- 特に危機的な状況下では目標を持つことが自分の生き抜く力を助ける
- 他人との繋がり構築できる
どのメリットも目標を「達成した」から得られるメリットではなく、目標へ向かって「努力する」から得られるメリットです。
特に⑤のように、困難な状況下にある時こそ、あえて目標を自分で設定し、そこへ向かって行動することで、自分が打ちのめされたり、自暴自棄になるのを防ぐことができます。
ですから、自分の人生の中に、目標を作りましょう。仕事、学業、家族、お金、社会貢献・・・どんな分野でも構いません。大きい目標でも、小さい目標でも構いません。誰のためでもなく、自分のための目標を設定しましょう。
目標設定、ゴール・セッティングには、様々な方法があり、多くの研究者から多様な提言がなされています。次回からは、ゴール・セッティングの様々なノウハウを紹介していきます。
目標設定については、年末年始スペシャルワーク㉘「来年の大目標を決めましょう」、深淵のワーク➂「ウィッシュ・リストを作りましょう」でも紹介していますので、参考にして下さい。
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新年のワーク➂ ウィッシュ・リストを書くポジティブ心理学...