ライフゴールのような目標を設定する時に重要な事は、自分の価値観と結びついていることと、自分のエネルギーと時間を費やすことができるほど望んでいるか、ということです。
アメリカの心理学者、ハイディ・グラント・ハルバ―ソン博士Heidi Grant Halvorsonの説を紹介しましょう。ハルバ―ソン博士はその著「Succeed: How We Can Reach Our Goals」の中で、目標を設定する時のキーポイントを3つ挙げています。
HowとWhatを考える
目標については、どうしたら達成できるか?何をすればできるか?を考えるようにする。
GoodよりBetterを目指す
完璧に目標を達成する事を目指すよりも、以前よりも前進すること、変化することを目指す。
PreventionよりPromotionを目標にする
○○をしない、○○をやめる、という目標よりも、○○をしよう、○○を進めよう、という目標にすることを目指す。
特に2番目のポイント「GoodよりBetter」が重要です。目標を達成すればそれはもちろん素晴らしい事ですが、目標を達成する過程、時間も大切な人生の一部です。目標を100%達成した時だけ幸福感を感じる、人生が充実するというわけではなく、目標に向かって、昨日よりも進む、近づく、その前進の過程こそ、人生に充実感をもたらします。目標に近づいていく一日、一日が意味を持ってきます。
ライフゴールを定めたら、その目標に到達するためには、どのような道があるか、どのような方法があるかを調べ、その過程での小目標を作りましょう。それらの小目標を一個づつ達成していくことで、大きな目標へ向かって着実に進んでいけるのです。
大目標を小目標に分けることについては「新年のワーク㉙ 大目標を小目標に分解していく」でも書いていますので、参考にしてみて下さい。