ポジティブ心理学｜オフィス・ライトハウス

カタストロファイジングなどの思考トラップに陥っていると気づいたら、意識的な呼吸を数回することも、思考トラップから抜け出す一つの方法です。英語では、デリバレイト・ブリージングdeliberate breathingと呼ばれる「意識的な呼吸」です。

深呼吸をする事はアンガーコントロールにも有効なのですが、意識的な呼吸によって、心と体を呼吸する事に集中させ、心を平らにしていきます。
「意識的な呼吸」のコツは

息を吸う時にお腹を膨らませる。
息を吐く時にお腹をぺったんこにする。

の二つです。

私達は意識しないと、胸で呼吸しがちです。胸で呼吸すると、息を吸う時にお腹をぺったんこにし、息を吐く時にお腹を膨らませる傾向があります。意識的な呼吸は、この逆で、腹式呼吸になります。
慣れないとつい胸で呼吸することになってしまいます。慣れないうちには、お腹に手を置いて、息を吸う時にお腹が膨らみ、息を吐く時にお腹がぺったんこになるか注意しながら呼吸してみて下さい。

最短でも２分間はこの意識的な呼吸を続けてみましょう。状況が許すならば、目を閉じて行うと、より呼吸に集中できます。

意識的な呼吸によって体内に十分な酸素が取り入れられる事ももちろんですが、心身の緊張が緩和してことを感じると思います。
意識的な呼吸は、ポータブル・スキル。どこにでも持ち歩けるスキルです。自分がカタストロファイジングな思考トラップになっていると思ったら、意識的な呼吸をしてみて下さい。