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ポジティブ心理学実践ワーク
レジリエンス

レジリエンスを身につけるワーク⑳ レジリエンスは幸せにどう役立つのでしょうか?

これまで19回に渡って、レジリエンスを身につけるための知識や方法を紹介してきました。今回で「レジリエンスを身につけるワーク」のシリーズは一度終了です。

人生はいつも順風満帆ではなく、必ずといっていいほど私達は問題や苦難にぶつかります。そういう局面を乗り越えていくために、レジリエンスを身につける方法は大変役に立つと思います。そして、レジリエンスは後から練習や知識によって身につけられるという点が、励みになります。

ポジティブ心理学の第一人者の一人、クリス・ピーターソン博士はこう言っています。(※日本語訳は私なりの意訳です)

Happiness is a product of our pursuits, not pursue of happiness.

幸せは私達が追求する道のりであり、幸せを追求することではない。

この言葉を私なりにイメージにしてみると以下のようになると思います。ピーターソン博士の主張は、下段の方です。


お金持ちになったら幸せ。

ダイエットに成功したら幸せ。

すばらしい恋人は配偶者をゲットできれば幸せ。

仕事で昇進すれば幸せ。

〇〇大学に入れれば幸せ。

「もし〇〇なら」「もし〇〇が叶えば」「もし〇〇が得られれば」幸せであると、私達は思いがちです。でも、その〇〇が叶った時しか幸せでないのなら、その他の人生の時間はずっと不幸ということになってしまいます。

ピーターソン博士は、実は〇〇を求めるために進んでいる道のりこそ幸せなのだと主張しています。目標に向かって、苦労しながらもあれこれ工夫して進んでいる過程こそ、実は私達は充実感や向上感を感じて幸せを感じるのだと。

加えて、〇〇に入る目標が、本当にあなたの人生を深めて充実させる目標であれば、更にベターです。

でも、まずは、目標に向かって歩んでいる道のりこそ、実は幸せを感じる時間なのだと気づきましょう。道のりは平坦でもないし、落とし穴があるかもしれないし、山崩れがあるかもしれない。そういう時にレジリエンスを使って乗り越えて前へ進んだ時、私達は達成感、充実感、自己肯定感を感じて、深く長続きする幸せを感じます。

ですから、このシリーズの冒頭で書いたように、レジリエンスは「生きるワザ」なのです。

 

 

レジリエンスを身につけるワーク① レジリエンスは生きるワザレジリエンス...

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