オフィス・ライトハウス
ポジティブ心理学実践ワーク
ポジティブ心理学

朝こそカスケード・エフェクトを生み出そう。

cascadeカスケードとは、元々の意味は、階段状に水が下へ下へと落ちていく滝のことです。
カスケード・エフェクトはその滝のように、あることが次々と他に影響を及ぼしていくことです。
このカスケード・エフェクトを、ポジティブな感情を増やすことに使ってみましょう。
それには朝、起きた時から、カスケード・エフェクトの最初の一滴を始める事が効果的です。

朝、自分が心地よい、自分に満足できる行動を一つ取ると、次の行動もそのハッピーな気持ちを維持できるようにしようと心身が動いていきます。気持ちよく朝の時間を過ごせれば、午後も夜も、その気持ちを維持できるような過ごし方をしたいなあと思うようになります。
逆に、朝寝坊した、遅刻した、忘れ物した、慌ただしいまま朝食も食べられなかった、いらいらして子供や配偶者に怒鳴ってしまったなど、自己嫌悪に陥るような行動で始めると、負のカスケード・エフェクトで、その日一日がなんだかさえない、やる気が出ない一日になりがちです。
ですから、朝の時間の過ごし方は、あなたが一日をどう過ごすかという意味でとても大切で、一生の過ごし方にも通じるものです。

朝を気持ちよく、自分に満足できる、自己肯定感があがるような過ごし方で始めましょう。
朝時間の心地よさが、その日一日のあなたの行動や選択を変えていくはずです。

例えば・・
朝早起きして時間があるから、健康的な和定食を朝食に作ってみよう。

→時間があるからお弁当も作って会社に持って行こう。

→せっかく朝食、昼食と健康的な体によい物を食べたから、夕食で台無しにしないように自分で手作りしよう。野菜一杯のスープと全粒粉パンはどうかな。

→多めに作って、翌日の朝食にも使えるから、明日の朝食は野菜スープとパンにフルーツを添えよう。

→そうだ、天気がよかったら、ベランダで食べてみようかな。

このように朝早起きして和定食を作るという行動が、一日全体にカスケード・エフェクトを及ぼしていきます。

一方、負のカスケード・エフェクトの例は・・・

朝寝坊して、朝食を食べる時間がない。急いで会社に行かないと。

→こういう時に限って電車が遅延している。いらいらするなあ。

→会社に遅刻してしまって、上司に叱られた。電車が遅延したことを言い訳したけれど、あと5分早く家を出れば済んだことだから、自分でも気分がよくない。

→午前中お腹がすいて、仕事に集中できず、エクセルで単純な計算ミスをしてしまった。また上司に叱られた。自己嫌悪だ。

→嫌な気分を紛らすためにボリュームのあるものが食べたくなった。お昼に、ハンバーガーとフライドポテトを食べてお腹を一杯にした。

→食べ過ぎて午後どうも効率が上がらない。

→ミスを挽回するために残業になってしまった。疲れて夕食作る気力がない。コンビニで総菜を買って食べた。

→今日一日の失敗を思い出すと憂鬱になりお酒を飲んでそのまま寝てしまった。

こんな風に朝寝坊したことから、一日の流れが悪くなり、負の連鎖が続いてしまうこともあるのです。

一日の始まりの朝に、自分が満足できる行動を取り、そこから、カスケード・エフェクトで、一日の流れをよくしてみましょう。

よい流れのカスケード・エフェクトを生む朝時間の行動例は次の通りです。

  • 健康的な朝食を作る。
  • 掃除をする。(一か所だけでもよいのです)
  • ヨガをする。
  • 瞑想する。
  • お弁当を作る。
  • 語学や資格試験などの勉強をする。
  • 読書をする。
  • ベランダでゆっくりお茶やコーヒーを楽しむ。
  • 散歩をする。
  • ラジオ体操をする。
  • 歌を歌う(近所迷惑にならないくらいの音量で)

カスケード・エフェクトが期待できるのは朝時間だけではありませんが、朝からよい流れを起こしたほうが効果が大きいです。そして、朝は誰もが自分の時間を比較的取りやすいのです。これから夏に向けて、空が明るくなる時間が早くなっていきます。春から初夏にかけて、朝早起きする習慣を身に着けやすくなりますので、ぜひ、みなさんも朝、カスケード・エフェクトを生み出す時間と行動を作ってみて下さい。

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