Temptation bundling:テンプテーション・バンドリングという、行動を改善するワザがあります。行動科学や心理学、ウェル・ビーイングの研究者達が先延ばしをなくしたり、決めた事を実行するためのテクニックとして提唱しています。自分の欲求「WANT」と、自分がしなければならない事「SHOULD」を束ねるアクションです。
- ジムに行かないといけないのに、ずるずるとネットフリックスの連続ドラマを見てしまった。
- ダイエットしようと思ったのに、3日連続でスターバックスでカフェモカを飲んでしまった。
- 部屋を掃除しようと思ったのに、つい読みかけの小説を読んでしまい時間がなくなった。
このような経験はありませんか?
実はこれは全部私の実体験です(笑)。
ジムに行かないといけない、ダイエットしないといけない、部屋を掃除しないといけないという「SHOULD」の行動がなかなかとれない。明日から、明日からと先延ばしにして、永遠にその「明日」は来ない。
一方、ネットフリックスのドラマが見たい、カフェモカを飲みたい、小説を読みたいという「WANT」に溺れている。でも、そんな自分が嫌だ、これではいけないいう思いがあるので、自己嫌悪や罪悪感を感じながらの行為だから100%嬉しくない。
そのような悪循環を打破するために、テンプテーション・バンドリングを活用してみましょう。バンドリングのコツはマイルールを作ることです。
- 「ジムに行く」という「SHOULD」を「ネットフリックスのドラマを見る」という「WANT」とバンドリング→ジムにいってランニングマシーンで走っている間はネットフリックスのドラマを見てよい(スマホやアイパッドで見れますからね)
- 「ダイエットする」という「SHOULD」を「カフェモカを飲む」という「WANT」
とバンドリング→月曜日から土曜日までに体重を減らすことができたら、日曜日にカフェモカを飲む。 - 「掃除する」という「SHOULD」を「小説を読みたい」という「WANT」とバンドリング→本をオーディブルで耳で聴きながら掃除をする。掃除をしている間はオーディブルでいくらでも本を聴き読してよいことにする。
テンプテーション・バンドリングでは、「運動+ネット配信のドラマ」「掃除などの家事+オーディブル読書」は多用される例としてよく紹介されています。
このように創意工夫でマイルールを作り「SHOULD」と「WANT」を束ねてみませんか?
テンプテーション・バンドリングが確立できて習慣化すると、自分をコントロールできるという自己効力感も高まります。先延ばしにするという悪い癖もだんだん直ってきます。
こうありたいという自分に近づいているという自己肯定感も味わえます。